CANDY Pi Lite+ (Plus)


「CANDY Pi Lite+」(キャンディパイ・ライト・プラス)は、高速通信に適した「LTE Cat.4」対応の「Raspberry Pi」及び「ASUS Tinker Board」向け3G/4G LTE通信ボードです。

 

キャリアネットワークごとに以下の機種をご用意しています。

いずれも、各社のモバイルネットワークに対応しています。

また、全地球衛星測位システム(GNSS)にも対応しており、最新のソフトウェアではコマンドラインによる利用CANDY REDによる視覚的なプログラミングとしても利用可能です。

また、付属のUSB拡張ボードを使用したUSB接続を行なった場合は、専用のシリアルポートからNMEA形式のデータを読み取ることができます。

 

本製品を使用するためのソフトウェアは、「CANDY Pi Lite」と共通のものをご利用いただけます。

 

本製品は日本国内の技術適合証明も受けたモジュールとアンテナを同梱していますので、安心して個人利用、学校での研究・教育利用、企業等での試作用途から製品への組み込みなど事業用途まで幅広い目的でご利用いただけます。

アンテナについては、お問い合わせいただければ同梱品以外のご案内も可能な場合もございます。

 

GNSSをご利用の場合は、GPS専用のアンテナとSMA同軸ケーブルをご用意ください。

当社では、以下の製品にて動作を確認済みです。

  • SMA-U.FL変換ケーブル 長さ約10cm(千石電商ほか。付属の同軸ケーブルもご利用いただけます)
  • SparkFun GPS-00464 外付けGPSアンテナ3V・SMAタイプ(千石電商ほか)

当社で接続を確認したSIMは以下の通りです。
【CANDY Pi Lite+ D】

docomo IoT Starter SIMカード

・SORACOM Air SIM(plan.d/日本国内)、SORACOM Air SIM(グローバル:plan01plan01-low_data_volume)

IIJ mio タイプD、 及び、IIJモバイルサービスタイプI(フルMVNO)、タイプD

OCNモバイルONE

イプシムイプシム様にて確認済み、固定のグローバルIPを利用可能です)

Vodafone Global M2M SIM

ロケットモバイル

 

【CANDY Pi Lite+ S】

Softbank IoT/M2M SIMカード
法人の方は、無償の「ソフトバンクM2Mプログラム」に加入することにより評価・検証用のSIMカードを借用したり、技術アドバイスを受けることが可能です)

 

以下の通販サイトや店舗でご購入いただけます。

シリアル接続とUSB接続の両対応

標準使用時には、Raspberry PiやASUS Tinker Boardからシリアル接続で通信モジュールを使用します。このためUSBケーブルを用いない分、コンパクトにご利用いただけます。シリアル接続を用いた場合は、最大通信速度は技術規格上約460Kbpsとなります。

 

また、付属のUSB拡張ボードを使用すると右の写真のような形で装着することができます。この状態では、USBケーブルを利用することにより、USB接続で通信モジュールをご利用いただけます(USBケーブルは付属しておりませんのでご利用者の方にてご用意ください)。

USB接続を行なった場合の通信速度は、3G、LTEそれぞれ以下の通りです。

  • 3Gモデル:下り最大42Mbps/上り最大5.76Mbps
  • LTEモデル:下り最大150Mbps/上り最大50Mbps

※いずれの通信速度も技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません

よりスリムに、よりコンパクトに、省スペース設計

 より小さく、薄く収められるように設計しました。

 Raspberry Pi Zero WHやModel A+を一緒に利用すれば、よりコンパクトな運用も可能になります。

 

限られたスペースの機器や設備にも、これまでよりも適合しやすくしています。

さらに上に別のボードを載せても、これまでよりスリムになります。

UARTを占有しない、スマートな設計

「CANDY Pi Lite+」標準使用時のシリアル接続では、限られたUARTのピンを占有しません。このため、すでにUARTをお使いの方やRaspberry Pi付属のBluetoothをお使いの方も、本ボードを取り付けて利用することができます。

USB拡張ボードで追加のUARTやGPIOも利用可能に

付属のUSB拡張ボードは、通信モジュールをRaspberry PiやASUS Tinker BoardとUSB接続する役割に加え、さらに追加のUARTやGPIOも提供します。

このUARTを経由して、Raspberry PiやASUS Tinker Boardから別のUART機器を接続して通信することも可能です。

 

本UARTを使うシリアルポートは、標準的なインストール手順だけで利用することができます。このシリアルポートを使うための特別な設定は不要です。

ただし、USB拡張ボードに取り付けるピンは同梱していませんので、ご利用者の方にてご用意ください。

DCジャックを標準搭載

「CANDY Pi Lite+」は、DCジャックを標準搭載しています。5VのACアダプターをご利用いただけます。

 

ACアダプターをご利用の場合は、Raspberry PiやASUS Tinker Boardへの給電も行います。「CANDY Pi Lite+」自体は、USB給電されたRaspberry PiやASUS Tinker Boardでも動作することは可能です。しかし、ご利用の状況によっては電力が不足する場合もございますので、実際のご利用シーンに合わせてACアダプターをご利用するか、Raspberry PiやASUS Tinker Boardからの給電をされるかご判断ください。

ASUS Tinker Board Sでは一部ご利用いただけません

raspberry pi専用OSイメージファイルをご用意しています

「CANDY Pi Lite+」を使うための専用イメージがダウンロード可能です。「Etcher」などの優れたSDカード書き込みツールを使えば、5分程度でセットアップが完了します(ブログの紹介記事はこちら)。

 

ソラコム社製「SORACOM Air for セルラー」SIMカードをお使いであれば、ターミナルを開くことなくすぐにそのままインターネットに接続可能です。「CANDY RED」を使えば、そのままデバイスのアプリケーションも作成できてしまいます。

すでにソラコム社以外のSIMカードをお持ちの方であっても、簡単にAPN(アクセスポイント)を変更可能です。お手持ちのWindowsやMacから、APNの設定をテキストファイルで保存するだけでOKです。

 

本イメージは、「CANDY Pi Lite+」の対応するすべてのRaspberry Piでご利用頂けます。

省データ通信量利用のための設定

インターネットへ接続するソフトウェアは、なるべく余計なインターネット接続を行わないように標準で設定されています。

一方でこのような設定がご利用シーンに合わない場合は、ご利用者の方が変更することが可能です。 

ipv6対応

「IIJmio タイプD」、法人向け「IIJモバイルサービス/タイプI(フルMVNO)、タイプD」にてIPv6またはIPv4/IPv6デュアルスタックをご利用の場合は、IPv6ネットワークへ対応しています。このため、これらのSIMカードを利用すると、お使いのRaspberry PiやASUS Tinker Boardにて、すぐにIPv6環境をご利用いただけます。

 

ただし、IIJによるIPv6サポートは、LTEでの接続時のみとなります。

外部の攻撃から守る、自動ファイヤーウォール設定

「CANDY Pi Lite+」向けのソフトウェアをインストールすると、自動的に「UFW」(Uncomplicated Firewall、簡単設定ファイヤーウォール)と呼ばれるツールを利用してファイヤーウォールを設定します。これにより、外部からのアクセスを遮断することができるようになります。

 

これは、インターネット接続時にキャリア側からグローバルIPが割り当てられることがあり、外部からのRaspberry PiやASUS Tinker Boardに対するアクセスについて無防備になるおそれがあるため、アクセスを制限するような仕組みとして設定しているものです。

GNSS/GPSモジュールを搭載

通信モジュールは、標準でGNSS/GPSに対応しています。

今後リリースされるソフトウェアをご利用いただくと、CANDY REDやコマンドラインからGNSS/GPSの状態を制御することができます。また、付属のUSB拡張ボードを使用したUSB接続を行なった場合は、専用のシリアルポートからNMEA形式のデータを読み取ることができます。

現在GPS(「みちびき」除く)のみ対応しています。

IoTビジュアルプログラミングツール CANDY RED

標準のインストール手順に従うと、自動的にビジュアルプログラミングツール「CANDY RED」(キャンディレッド)をご利用いただけます。GUIデスクトップからブラウザーで、あるいはLAN/無線LAN経由でパソコンやタブレットでエディターにアクセスしてRaspberry PiやASUS Tinker Board上にプログラムを配置することができるようになります。

 

「IoT/M2M展2018春」にて展示したデモも動かせるようなフロー(実行プログラムのようなもの)も公開しておりますので、ご覧ください!

 

最初からログインが必要になっていますから、第三者によってデバイスのアプリケーションを変更されるリスクを低減させることができます。

倒れても起き上がる、watchdogが標準で有効に

離れたところに置いた「CANDY Pi Lite+」が確実にオンライン状態でいられるようにするために、Raspberry PiやASUS Tinker Boardがハードウェアとして備えるウォッチドッグ機能(死活監視機能)を有効にしています。これによって、Raspberry PiやASUS Tinker Boardの可用性が著しく向上します。これまでの運用でも、電源を外してしまった状況以外では設置した「CANDY Pi Lite+」がオフラインになってしまうことはありませんでした。

お取付け可能な製品

  • Raspberry Pi Zero WH
  • Raspberry Pi Zero(ご注意:ご利用者様にて別売ピンヘッダーの取り付けが必要です)
  • Raspberry Pi Zero W(ご注意:ご利用者様にて別売ピンヘッダーの取り付けが必要です)
  • Raspberry Pi Model A+
  • Raspberry Pi Model B+
  • Raspberry Pi2 Model B
  • Raspberry Pi 3 Model B
  • Raspberry Pi 3 Model B+(ご注意:電源にはACアダプター<プラグ寸法:内径:φ2.1mm、外径:φ5.5mm>をご利用ください)
  • ASUS Tinker Board
  • ASUS Tinker Board S (ご注意:一部DCジャックをご利用できない製品があります

ご利用可能な地域

  • CANDY Pi Lite+ D:日本国内のみでご利用いただけます
  • CANDY Pi Lite+ S:日本国内のみでご利用いただけます

製品技術サポート

無償の技術サポートは下記フォーラムにて対応いたします。

CANDY LINE® フォーラム(CANDY Pi Lite/+)


ハードウェア仕様

サイズ

標準使用時:65mmx56mm

付属USB拡張ボード装着時:85mmx56mm(USBケーブル接続部分は除く)

重量

33g (基板単体のみ、スペーサー・ネジを除く)

電源・電圧 DC 5V 
対応SIMサイズ nano(ナノ) SIM(4FF)
RoHS 基板(モジュール、はんだ含む実装部品全て)、スペーサー、ネジ類、アンテナ及びアンテナケーブルはRoHS対応です。
対応周波数・バンド

 

<CANDY Pi Lite+ D>

4G/LTE:B1/B3/B19

3G:B1/B6/B19

 

 

<CANDY Pi Lite+ S>

4G/LTE:B1/B3/B8/B41

3G:B1/B8

 

通信速度

 ・標準使用時:下り上り共に最大約460Kbps

・付属USB拡張ボード使用時:下り最大150Mbps/上り最大50Mbps

※いずれの通信速度も技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません

 

GNSS/GPS

 

・通信モジュールはGNSS/GPSに対応しています。GNSSのコネクターに付属のアンテナを取り付けてご利用いただけます

CANDY LINEの提供するソフトウェアは、2018年5月下旬にリリースされました

・付属USB拡張ボードを使用したUSB接続時には、専用のシリアルポートからNMEA出力をご利用いただけます(USBケーブルは別途ご用意ください)

付属品

 

・3G/4G LTE通信モジュール

・Raspberry Pi/ASUS Tinker Board本体取り付け用スペーサー(12mm)とネジ、ナット

・アンテナセット(アンテナ2本、アンテナ接続用同軸ケーブル2本)

・USB拡張ボード(USBケーブルは付属しておりません

 

※RaspberryPiやASUS Tinker Boardは別途お買い求めください